黄華堂☆星空ブログ

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世界で星はこう言い伝えられて来た!Vol.03
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    このコーナーでは世界各地の神話や伝説、また星が人の生活にどうか変わってきたかを紹介します。
    その中でも、「観望会で話すと面白いんじゃないかな」と思えるお話をピックアップしていきます。


    前回に引き続き北極星にまつわるお話です。

    旅をする上で大切だった北極星には、人々の信仰するものとしての顔も持ち合わせています。
    思えば不思議な星ですよね。
    地球から見えている何千という星の中で唯一ほとんど動かない星が北極星なんです。
    そんな不思議な星なので他の星とは違うと昔の人は考えました。


    実は北極星には様々な別名があるんです!!
    例えば
    「太一(泰一)」、「北辰」、「ネノホシ」、「北の一つ星」、「妙見」
    などがあるのですが、実際すべての別名はここに書ききれないくらいたくさんあるのです。


    まずは中国で生まれた呼び方である「太一(泰一)」についてのお話をしましょう。

    この太一というのは中国の考え方、信仰の中心ともいえる天帝(の居場所)のことだとされています。つまり、この太一の存在する北側の空というのは天帝の住む宮になるのです。
    太一(北極星)の周りに存在する12個の星々それらとあわせて紫宮(紫微宮)といわれます。

    ここで注目!!紫宮っていう名前に紫という色が入っていますね。
    中国で色関連だと一つの思想が登場します。
    日本には陰陽道として伝わった陰陽五行思想です。
    (安倍晴明でも有名ですよね。)


    陰陽五行思想では方角一つ一つに色が与えられています。
    それぞれ東は緑、西は縹(はなだ)、南は紅、そして北が紫となります。

    この陰陽五行思想と太一の考え方から紫が高貴な色とされ、
    聖徳太子の定めた冠位十二階の一番上位の位は紫の袍(ほう)という着物を着たとされます。

    中国では北極星が一番偉い神様を表していたということなんですね。(続く)

    by Kimura
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