黄華堂☆星空ブログ

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世界で星はこう言い伝えられていた! Vol.05 続き
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    このコーナーでは世界各地の神話や伝説、また星が人の生活にどうか変わってきたかを紹介します。
    その中でも、「観望会で話すと面白いんじゃないかな」と思えるお話をピックアップしていきます。
    今回は2月21日に更新した、「玄同放言」に登場する星の神様の話の続きです。

    ・ ・ ・ ・ ・ ・

    さて、この「玄同放言」にはまだ星に関する記述があります。
    それはスサノヲに関する物で次のような物になっています。


    (以下、玄同放言の一説です。)
    『素戔嗚尊は辰(ときほし)の神である。(中略)素戔は布佐であり、通(つ)と布(ふ)は横音(母音?)が一緒である。昔の人は「す」と「つ」を打ちまかして(区別せずに?)使っている例が多い。布佐は房であり、房は房星、星の名前である。(中略)説文二巻で辰を下に使っているのは、震である。三月は陽気が動き、雷電が振るう農業を行う時期である。また、辰は房星であり、天の時である。これらの記述から辰を時間として、星の名前とする。辰は日月の交会する所である。』


    この記述から読み取れることは
    辰は
    房星であり、
    時間であり、
    日月の交会であるということです。

    房星とは現在のさそり座の一部です(図1.房宿参照)。
    また、日月の交会ということは日食のことであると考えられます。
    「玄同放言」のなかだけでもスサノオには様々な説があると考えられます。


    図1:さそり座の房宿

    以前の内容、今回の内容を読んでいただけるとわかることだとは思うのですが、
    一つの星に対してもどの神様が当てられるのか諸説あるのです。
    逆に一柱の神様に色々なモノや事象が当てはめられることがあります。
    日本に昔から伝わっている神話に対する解釈はとても多岐にわたっています
    その中には信憑性のあるもの無い物が混在しており、
    これが正しいと言い切れる物はほとんどないと言えます。

    ですので、それぞれの違いなどを楽しみつつ星空の物語を知ることでができるといいですね。
    また、人にお話するときは「いろんな説があらしいよ」
    と一言教えてあげるといいのかもしれません。

    by Kimura
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