黄華堂☆星空ブログ

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その時”光”の歴史が動いた Vol.01続き
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    1915年にアインシュタインが一般相対性理論を発見したことを始め、光の科学史において様々な発見・発明の記念年ということから、2015年を光と光技術の国際年「国際光年」とすることが国際連合総会で宣言されました。そこで特集として、光が科学においてどう考えられてきたかをその主要な発見・発明とともに振り返ります。

    前回は、
    古代ギリシャの頃に光の性質や色に言及した代表的な学者アリストテレスのお話でした。

    この当時から、古代の人々は光の性質をなんとなくは知っていたようです。そのなんとなくを人類で初めて、一つの法則として提唱し、本格的な書物にまとめたのが「幾何学の父」とも称されるユークリッド(B.C.330-B.C.275:ただし実際にはほとんどわかっていない)です。


    (ユークリッド:Wikipedia)

    そんな彼がまとめた光の性質のひとつが「光の直進性」です。もちろん直感的にわかりそうなことですが、現在では小学校3年生で学習することで、その後の光の学習においては必要不可欠なものですね。
    そしてもうひとつが「光の反射性」です。
    みなさんご存知
    「入射角=反射角」
    であるというこの法則ですが、彼の著書「カトプリカ(反射視学)」にはその様子を描いた図なども描かれているようです。ちなみにこの著書には凹面鏡で太陽の光を一箇所に集めてものを燃やす様子や、その光の道筋なども描かれており、凹面鏡によって反射した光が1点に集まることも発見していたようです。


    彼はこれらのことを手をのばしてものに触れた時の感じをヒントにして考えたと言われています。まだその頃には「光」と「眼でものを見ること」の違いがよくわかっていなかったようですね。

    このように光に関する科学史は紀元前の段階で、「直進性」や「反射性」のような性質が発見されていたと同時に、「エーテル」という考え方にその後1000年以上振り回された歴史でもあるようです。



    参考文献
    ・「光の歴史」遠藤真二 著 東京図書
    ・「身の回りの光と色」加藤俊二 著 裳華房
    *参考文献に誤りがあったので訂正しました(4/24)


    by Kobayashi


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