黄華堂☆星空ブログ

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身の回りの光の科学 Vol.01 続き
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    虹ってどうしてできるの?太陽はなんで眩しいの?赤外線や紫外線って何?テレビってどうして映るの?など私たちの生活には身近だけど意外と知らない『光』に関することがたくさんあります。それらをわかりやすく噛み砕いていく、国際光年にちなんだ特集コンテンツです!!

    前回は先生どうしてレントゲンって体の中をうつせるの?」と子どもにどう答えるか!ということからレントゲンの正体を紹介しました。今回は「X線で例えば宇宙を見たらどうなるでしょう」という疑問にお答えします!!




    X線はエネルギーがとても大きな光で、宇宙には僕らの地球におけるエネルギーとは比べものにならないほど大きなエネルギーが溢れています。なので、X線で宇宙を見ればギラギラ輝いているものをたくさん見ることができるのです。


    (©NASA)

    これはX線の望遠鏡で見たある星です。
    いったいなんでしょう??
    答えは私たち人間の生活には欠かせない、昼間には毎日のように見ている星、「太陽」です。昼間に太陽を直接見ようとすると、眩しくて長く見ることはできません(視力が悪くなる可能性があるので、我慢してでも見てはいけません。)これは電磁波の中でも可視光線という光が地球に届いているからですが、それ以外にも太陽は赤外線や紫外線、そして「X線」でも輝いているのです。そんなX線で見た太陽ですが、普段私たちが見ている太陽とは少し様子が違うのがわかると思います。

    たとえば周りにぼやーっとしたものが広がっています、これは「コロナ」といって太陽の表面よりさらに外側が、200万度をも超えるような高温のプラズマ(少し特別な気体のようなもの)に覆われているのです。



    さらにX線で宇宙を見たときに見つかるものの代表とも言えるのが「ブラックホール」です。
    人類ははくちょう座の首元がX線でとても明るく輝き、そこに「CygX-1(はくちょう座X-1)」というブラックホールがあることを発見しました。しかし、ブラックホールは重力が強く光すらも吸い込まれてしまうので、私たち人間の目には見えません。それではなぜX線で輝いているのでしょうか?

    その正体はブラックホールがガスできた星を吸い込むときにあります。ブラックホールに近くに星があった場合、その星を構成するガスはブラックホールの重力によって吸い込まれませす。しかし、このガスは一気に吸い込まれて消えてしまうわけではありません、なんとブラックホールの周りにガスの円盤(降着円盤)を作ってしまうのです。そしてこの円盤が高温となり大量のX線を放出することになります。


    (ブラックホール降着円盤イメージ:アストロアーツ)

    太陽やブラックホールを始め宇宙にはX線で輝いている星がたくさんあります。レントゲンやX線、ほかの光に関する話題に出た際には、ぜひこんな話をしてあげると子どもたちの興味・関心を刺激することができるかもしれませんね。

    by Noguchi

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