黄華堂☆星空ブログ

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5月の星空 vol.114
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    5月になると日中暖かくなり、時には暑いくらいになりますね。
    5日に立夏となり、暦の上では夏が始まります。

    星空では、南の空から頭の上にかけて春の大曲線が見えて、春の星が見頃となっています。
    その中で、相変わらず木星が明るく目立っています。今の時期、一番明るい星というと木星になりますが、その次に明るい星となると、うしかい座のアークトゥルスになります。オレンジ色をしているのと相まって、春の夜空では目を引いています。それもそのはずで、アークトゥルスはおおいぬ座のシリウス、りゅうこつ座のカノープスに次いで、星座を作る星の中では3番目に明るい星なのです。
    そんなアークトゥルスは日本では「麦星」とも呼ばれます。麦を収穫する時期になると、頭の真上くらいで輝くことから、麦星と呼ばれたようです。実際に麦畑では、4月には青く実っていた麦が、6月になると小麦色になります。5月はそのあいだの月。アークトゥルスが高く昇るとともに麦が色づいていく様子を見ることができます。

    天文現象を見てみると、25日に「太陽から見て土星環が最も開く」とあります。
    土星と言えば、環をもつことがよく知られています。環は土星が公転する面に対して傾きがあるため、年によって見え方が異なります。傾きが大きいと斜め上から見る形になり、環が開いて見えます。反対に傾きが小さいと横から見る形となり、環が薄く見えます。太陽から見た場合、今月の25日に土星の環が最も開いて見えます。私たちが見るのは地球からではありますが、今の時期は土星の環が開いていて、見ごたえがある時期といえます。
    土星は、現在へびつかい座(さそり座の北)にあり、5月中旬では22時頃に東の空に見えてきます。6月から夏にかけて見頃となります。

    さて、先月は彗星をご紹介しましたが、今月もジョンソン彗星が見やすくなると予想されています。5月中はうしかい座あたりを移動しているのでほぼ一晩中見ることができるのですが、ただし、最近の観測では、予想よりも暗くなっているようです。いずれにしろ肉眼では見えないので、カメラと赤道儀が必要になります。
    (参考:吉田誠一氏のウェブサイト)
    http://www.aerith.net/comet/catalog/2015V2/2015V2-j.html



    図1:5月の星空

    *5月の天文現象いろいろ*
    ■ 2日 八十八夜
    ■ 3日 上弦(11:47)
    ■ 5日 立夏(太陽黄経45°)
    ■ 11日 満月(06:42)
    ■ 13日 月の距離が最遠(04:51、40万6210km、視直径29'.4)
    ■ 17日 ジョンソン彗星(C/2015 V2)が見やすい(うしかい座)
    ■ 18日 水星が西方最大離角(明け方東の空に見やすい)
    ■ 19日 下弦(09:33)
    ■ 20日 小満(太陽黄経60°)
    ■ 25日 太陽から見て土星環が最も開く(13:32)
    ■ 26日 新月(04:44)
         月の距離が最近(10:21、35万7207km、視直径33'.4)

    資料提供:白河天体観測所

    by Suzuki & Moritani


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