黄華堂☆星空ブログ

黄華堂の活動や、星空情報、宇宙・天文に関するNEWS観望会で使える小ネタ等を紹介していきます。
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7月の星空
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    7月は「文月」と呼ばれます。その由来は短冊に歌や字を書き、書道の上達を祈った七夕の行事に因んでいると言われています。そこで今月は注目すべき天体と七夕について紹介します。

    七夕というと、「こと座のベガ」と「わし座のアルタイル」をそれぞれ「織姫」と「彦星」として、この2人が1年に1度だけ巡り会うことのできる日、というストーリーを真っ先に思い浮かべる方が多いかもしれません。ベガとアルタイルは、夏の代表的な星でとても明るいので、都会でも晴れた日には見ることができるでしょう。また、「はくちょう座のデネブ」を合わせると大きな三角形を描くことができ、「夏の大三角」とも言われます。7月は22時から25時にかけて、この大きな三角形が頭のちょうど上あたりにきますので、ぜひ探してみてください。

    また、七夕の由来は「織姫」と「彦星」の七夕伝説以外にもあります。たとえば、乙女が着物を織って棚にそなえ、神様を迎えて秋の豊作を祈った、古い日本の禊ぎ(みそぎ)行事「棚機(たなばた)」。また、7月7日に織姫星にあやかって機織りや裁縫が上達することを祈る風習「乞巧奠(きこうでん)」が中国から伝わったとも言われています。近年ではそーめんを天の川に見立てて七夕の日に食べたり、サマーバレンタインとして日頃お世話になっている人にお菓子を送るという話も聞いたことがあります。七夕は新暦の7月7日で梅雨真っ只中ということもあり、実際に星空に願いごとを行うのは難しいのは確かです。ですが、様々な形で七夕という日をきっかけに、昔の文化に触れたり、宇宙そのものに想いを馳せるのはとてもいいことだと思います。ぜひ自分にあった七夕の楽しみ方を見つけてみてください。



    *天文現象いろいろ*
    ■ 1日 半夏生(太陽黄経100度)
    ■ 4日 新月
    ■ 5日 地球が遠日点通過
    ■ 7日 七夕/水星が外合/小暑(太陽黄経105度)
    ■ 9日 月と木星が大接近
    ■ 12日 上弦
    ■ 16日 月と土星が大接近
    ■ 18日 海の日
    ■ 19日 土用(太陽黄経117度)
    ■ 20日 満月
    ■ 22日 大暑(太陽黄経120度)
    ■ 27日 下弦
    ■ 28日 みずがめ座δ(デルタ)南流星群が極大

    参考文献/参考HP
    【1】白河天体観測所
    【2】国立天文台 ほしぞら情報
    【3】Astro Arts 星空ガイド

    by Kobayashi & Moritani


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    6月の星空
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      6月といえば梅雨ということで、あまり晴れた星空に出会うのは難しいかもしれませんが、その中でも注目すべき天体現象を紹介します。

      5月には、22時から24時にかけて真南の少し低いところを眺めると、とても明るい3つの星がちいさな三角形をなして輝いている様子を見ることができました。明るい順に火星、土星、アンタレスです。これらの3つの星は6月に入ってからも観察することが可能です。そして、6月18日にはこの三角形に月が近づきます。是非18日前後の21時から23時頃を目安に南の空を観察してみてください。4つの星のきれいな並びとともに、毎日観察することで、3つの星のそばを月が移動していく様子を見ることができるでしょう。

      5日には水星が西方最大離角となります。最大離角とは、ある惑星(ここでは地球としましょう)から見て、内惑星(水星や金星)と太陽との距離が最も離れて見える状況を表します。観察するには日の出45分前がよいでしょう。高度が約4度と、かなり低いので簡単に見つけるのは難しいかもしれませんが、国立天文台 天文情報センター 暦計算室のホームページ(http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/top.html.ja)や星空アプリを用いて是非挑戦してみてください。

      12日は22時頃に月面Xを見ることができます。これは上弦の月のころ、月面の欠け側に「X」のような地形を見ることができるものです。上弦の月であれば必ず見えるわけではなく、ちょうどこのタイミングで月が観察しやすいところに位置していないといけません。小型望遠鏡(口径8cm程度)のものであれば観察可能でしょう。是非この機会に挑戦してみてください。


      *天文現象いろいろ*
      6月 C/2013 X1パンスターズ彗星が6等台
■ 3日 土星が衝
■ 5日 新月(12:00)
          水星が西方最大離角
      ■ 7日 金星が外合
      ■ 11日 月と木星が接近
      ■ 12日 上弦
           月面Xが見える(22時頃)
      ■ 14日 海王星が留
      ■ 18日 月と土星が接近
      ■ 20日 満月(20:02)
      ■ 21日 夏至(太陽黄経90度、東京日の出04:25日の入19:01)
      ■ 28日 下弦
      ■ 30日 火星が留


      資料提供:白河天体観測所
      参考文献:国立天文台 ほしぞら情報[http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2016/06.html]
           Astro Arts 星空ガイド[http://www.astroarts.co.jp/alacarte/index-j.shtml]


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      5月の星空
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        4月は年度の入れ替わりでバタバタしてお休みしていた黄華堂ブログですが、今月からは新たな編集長も加わり、再スタートです。


        そんな5月の星空一番の目玉は、なんといっても『火星の最接近』です。さらに、毎年GWの終わり頃に活動するみずがめ座η流星群、そしてパンズターズ彗星(C/2013 X1)が5等台になると予想されており、いろんな天文現象に目を離せそうにありません。それではひとつずつ解説していきましょう。


        まず、今月の目玉とも言える『火星の最接近』です。
        火星が5月31日に地球に最接近します。さてここで”最接近”という言葉を聞くと、これまで(宇宙の歴史で?)で一番地球と火星が近づくの?と勘違いしてしまいそうですが、そんなことはありません。火星は太陽系の惑星のひとつで、地球のひとつ外側を公転しています。その周期は約687日で、つまり大雑把には火星が太陽の周りを1周している間に、地球は太陽の周りを2周出来てしまうのです。
        そこで、地球が太陽の周りを2周してる間に、火星と接近(会合)するとき、これを火星の最接近と呼んでいます。この最接近の周期は約780日(約2年2ヶ月)なので、火星が地球と接近する日時と位置は毎回ずれ、その距離も大きく変わります。


        火星が地球に最接近©国立天文台 情報センター
        (http://www.nao.ac.jp/contents/astro/sky/2016/05/topics03-m.jpg)

        今回の最接近距離まで近づくのは、2005年11月20日以来です。ちなみに最接近の5月31日の前後数週間は地球と火星の距離は大きく変わりませんので、是非、この機会に火星で望遠鏡を観察してみてください。また、せっかくなら大きな望遠鏡でみて見たいという方は、全国の天文台情報をまとめているPAO Navi [https://paonavi.com]というサイトで最寄りの天文台や科学館を調べてみてくださいね。


        GWの終わり頃に見ごろとなるのがみずがめ座η流星群です。予測極大時刻は6日の5時なので、6日の未明から明け方が見ごろとなるでしょう。今年は、新月に近く月明かりのない好条件で観察ができるため、空の条件の良いところでは、1時間あたり20個程度見えると予想されています。ゴールデンウィークに少し足を伸ばして、街明かりの少ない山などにいって、キャンプと一緒に流星群観察というのもいいですね。この5月にはパンスターズ彗星(C/2013 X1)が5等台まで明るくなることが予想されています。場所はみずがめ座の方向ですので、明け方の南東の空に見ることができるでしょう。5等で高度も低いため街明かりがあるところでは少し厳しいですが、条件のよいところで、少し大きめの双眼鏡や、望遠鏡を使って挑戦してみてください。


        *天文現象いろいろ*
        5月 C/2013 X1パンスターズ彗星が5等台
■ 1日 八十八夜
■ 5日 立夏(太陽黄経45°)
        ■ 6日 みずかめ座η流星群が極大(4月25日~5月20日)
            月の距離が最近(13:13、35万7827km、視直径33.4’)
■ 7日 新月(04:30)
        ■ 8日 アルデバラン食(0.9等、18:35、高度17°)
        ■ 9日 水星の太陽面通過(アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ等)
        ■ 10日 水星が内合/木星が留
        ■ 15日 月と木星が接近(最接近は東京で15:44、02°11’)
        ■ 19日 月の距離が最遠(07:06、40万5954km、視直径29.4’)
        ■ 22日 月と土星が接近
        ■ 31日 火星が地球に最接近(-2.0等、視直径18.6”、7527万9709km) 



        資料提供:白河天体観測所
        参考文献:国立天文台 ほしぞら情報[http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2016/05.html]
             Astro Arts 星空ガイド[http://www.astroarts.co.jp/alacarte/index-j.shtml]


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        3月の星空
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          3月になり、梅から桜が待ち遠しい季節となりました。

          夜空では相変わらず冬の星たちが目立っていますが、東の空に目を移せば、春の星が見えています。北の空には、見つけやすい星の並びの一つ、北斗七星も見つかります。その春の星の中に一つ、茶色っぽい色をした明るい星がありますね。この星は木星です。 木星は3月9日に、「衝(しょう)」を迎えます。衝とは、地球から見て、ある惑星が太陽と反対方向にやってくること。そのため、その惑星を一晩中見ることが出来て、観望に適した時期と言えます。


          天文現象として大きなこととしては、3月9日に日食があります。

          日本では、2012年の金環日食以来見ることができますが、今回は太陽が一部分が欠ける部分日食です。あまり大きくは欠けませんが、なかなか日食は見ることが出来ませんので、見逃さないようにしたいですね。日食が見られる時刻は、場所によって違いますので、正確な時刻については国立天文台の暦計算室のサイトで調べていただければと思います。
          http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/eclipsex_s.cgi
          ここには、黄華堂が拠点としている、京都での見え方とその時刻を掲載します。

          


          ちなみに今回の日食は、インドネシアなどでは、太陽が全て欠けて見える皆既日食となります。

          日食を観察する時の注意点としては「絶対に太陽を肉眼で見ない」ということです。日食を見る時には、必ず日食メガネなどの、太陽を見るための道具を使用して下さい。また、日食の時には、木漏れ日などが太陽と同じように欠けて見えるので、これを観察する方法もあります。(例えば以下の写真)




          こちらは2012年5月21日の金環日食の時に、黄華堂のメンバーが撮影したものです。この時は太陽が大きく欠けていましたが、その形を反映して、木漏れ日の形も変わっていますね。また、うちわなどに穴を開けても同じことが試せますし、木漏れ日よりも形が見やすくなります。欠けた太陽で文字を書いてみると、楽しいのに加えて、よい記念になりますね。

          そして、日食を楽しむ手段としては、気象衛星の画像を見るという手もあります。日食の時には、月の影が地球に落ちます。この様子を、気象衛星の画像で確認できるのです。こちらは、2012年の金環日食の時の衛星画像を見やすく加工したものです。上が動画としてまとめたもの、下が日食中の写真になります。




          夜が明けた後、日本付近が暗くなっていますが、これが月の影です。前回と比べて、気象衛星ひまわりが新しくなっていますので、どんな風に見えるのか、楽しみですね。



          その他の現象としては、23日に半影月食が起こります。
          月が地球の影に入ることで起こるのが、月食です。この地球の影には、本影と半影の2種類あり、一般的に月食と言った場合、月が地球の本影に入ることを指します。地球の本影では、月のある場所に当たる太陽の光が全て遮られます。月のその地点から太陽を見た場合、皆既日食となります。

          それに対し半影は、月のある場所に当たる太陽の光が一部遮られる状態です。月のその地点から太陽を見た場合、部分日食となります。月に当たる太陽の光が減るので、月が暗くはなりますが、肉眼では分かりづらいです。カメラを使って撮影をすると、少し暗くなるのが、分かるかな、という程度です。ちなみに、半影月食は、部分月食、皆既月食の前後にはいつも起こっている現象です。


          こちらは京都での半影月食の見え方を表しています。





          また、14日にはヒアデス星団の食が起こります。
          ヒアデス星団はおうし座の顔に当たる、Vの字の星の並びです(上の星図をご覧下さい)。その一部の星が、月によって隠されていくのを見ることができます。月の光っていない側から隠されていくので、光っていなくても月は丸いままだということが実感できます。
          (※日食・月食の図はステラナビゲータで作成しました)

          *天文現象いろいろ*
          
■ 2日 下弦(08:11)
          
■ 5日 啓蟄(太陽黄経345°)
          
■ 9日 木星が衝(-2.5等、視直径44".4)
              新月(10:54、全国で部分日食、東南アジア方面で皆既日食)
          
■ 10日 月の距離が最近(16:04、35万9510km、視直径33'.2)
          
■ 14日 ヒアデス星団の食(21時ごろ)

          ■ 16日 上弦(02:03)
          
■ 17日 彼岸の入り

          ■ 20日 春分(太陽黄経0°、京都日出:06:00分、日入:18:09)
          
■ 23日 満月(21:01、半影月食、最大時20:47)
          
■ 25日 月の距離が最遠(23:17、40万6125km、視直径29'.4)


          資料提供:白河天体観測所

          by Suzuki & Moritani

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          2月の星空 続き
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            2月の星空の続きです。

            冬には1等星が8つで、その内、冬の大三角と冬のダイヤモンドで7つが登場します。

            残りの1つはというと、カノープスという星です。

            カノープスは、冬の大三角よりもずっと低いところ、地平線ギリギリに見える星です。 一番高く昇る時でも、京都で約2.5度までしか昇りません。そのため、見るのが難しく、見れば長生きをすることができる、と言われています。位置の目安は、ベテルギウスとプロキオンの中点とシリウスを線で結び、そこから南へ伸ばしていった先です。低空までよく晴れた日、見晴らしのよい場所で探してみて下さい。



            (図1)大阪から撮影したカノープスの動き(約30分間に撮影した
            写真を比較明合成)。地平からの高度は約3度です。




            *天文現象いろいろ*

            ■ 1日 下弦(12:28)
            ■ 3日 節分
            ■ 4日 立春(太陽黄経315°)
            ■ 8日 新月(23:39)
            ■ 11日 月の距離が最近(11:41、36万4360km、視直径32'.8)
            ■ 15日 上弦(16:46)
            ■ 16日 おうし座のアルデバラン(0.9等)の食
             (東京潜入15:43、出現は16時58分)
            ■ 19日 雨水(太陽黄経330°)
            ■ 23日 満月(03:20)
            ■ 27日 月の距離が最遠(12:28、40万5383km、視直径29'.5)

            参考:白河天体観測所

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            2月の星空
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              2月になり寒さが厳しい時期になりました。

              夜空では冬の星たちが見頃を迎えています。冬の星空は明るい星が多いのが特徴です。星の中でも一番明るいグループである1等星は、京都から見えるもので8個もあり、他の季節の1等星の数は、春3個、夏4個、秋1個なので、冬がダントツに多くなっています。


              そんな冬の星の特徴となる形として、「冬の大三角形」があります。

              冬の大三角は、冬の星の中でも一番明るいおおいぬ座のシリウス、オリオン座の赤い星ベテルギウスに、やや黄色みがかかった色のプロキオンを結んだ三角形です。3つの星とも色が違っていて、ほぼ正三角の形をしているのが特徴です。2月中旬であればちょうど、夜の8時から9時頃に南の空に大きな三角形を見つけることができるでしょう。

              また、ベテルギウスを中心として、その周囲の1等星を結んでいくと大きな六角形を作ることができます。こちらを「冬のダイヤモンド」と呼んでいます。 冬の大三角、冬のダイヤモンド、どちらも街中で見つけられますので、ぜひ探してみて下さい。



              *天文現象いろいろ*

              ■ 1日 下弦(12:28)
              ■ 3日 節分
              ■ 4日 立春(太陽黄経315°)
              ■ 8日 新月(23:39)
              ■ 11日 月の距離が最近(11:41、36万4360km、視直径32'.8)
              ■ 15日 上弦(16:46)
              ■ 16日 おうし座のアルデバラン(0.9等)の食
               (東京潜入15:43、出現は16時58分)
              ■ 19日 雨水(太陽黄経330°)
              ■ 23日 満月(03:20)
              ■ 27日 月の距離が最遠(12:28、40万5383km、視直径29'.5)

              参考:白河天体観測所

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              1月の星空
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                明けましておめでとうございます。

                今年は、3月に日本では久しぶりの日食、5月には火星の大接近といった天文現象があります。昨年は、皆既月食やペルセウス座流星群など、ここぞという時に天気がすぐれませんでしたが、今年は良い天気に恵まれて欲しいですね。

                さぁ、年が明けて、すっかり冬の星空になりましたね。南の空には、オリオン座をはじめとした明るい星がたくさん見えています。こうした、明るい星がたくさん見られるのが、冬の星空の特徴です。 また、時折寒波がやってきて、冷え込む日がありますが、そんな日は空気が更に澄んで星がよく見えます。「今日は寒いな…」と思ったら、夜空を見上げてみると、力強い星の輝きに、ほっと心が温まります。


                さて、今年の最初の天文現象は、4日が極大となる「しぶんぎ座流星群」です。年間三大流星群の一つなのですが、活動期間が数時間と短いのが特長です。見やすいのは輻射点が昇ってくる明け方ですが、今年は極大が17時であるのと、明け方には月明かりの影響を受けるので、あまり条件はよくありません。しぶんぎ座流星群について詳しくは、国立天文台のサイトもご覧ください。
                http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2016/01-topics01.html
                http://www.nao.ac.jp/astro/meteor-stream/quadrantids.html


                今月もう一つ注目なのが、9日の金星と土星の接近です。金星と土星は9日の昼過ぎに、5分角まで近づきます(月の見かけの大きさが30分角=0.5度です)。ただし昼間ですので、この様子を見るには望遠鏡が必要です。1月上旬であればそれよりは少し間隔が開いてしまいますが、明け方の空で金星と土星が並ぶのを見ることができます。それでも、この2つの惑星の間隔は月1個分よりも狭いものとなります。望遠鏡を使えば、土星の環と明るい金星とを同時に見ることができます。



                *天文現象いろいろ*
                ■ 1日 元旦(初日の出:京都07時04分,大阪07時05分,東京06時50分)
                ■ 2日 下弦(14:30)
                    月の距離が最遠(20:53,40万4277km,視直径29'.5)
                ■ 3日 地球が近日点通過
                (7:49,0.983304天文単位,1億4710万0176km,太陽の視直径32'32")
                ■ 4日 しぶんぎ座流星群が極大(出現期間1月1日~1月7日)
                ■ 6日 小寒(太陽黄経285°)
                ■ 9日 金星と土星が大接近(明け方東の空)
                ■ 10日 新月(10:31)
                ■ 15日 月の距離が最近(11:14,36万9619km,視直径32'.3)
                ■ 17日 上弦(8:26)
                ■ 18日 冬の土用(太陽黄経297°)
                ■ 21日 大寒(太陽黄経300°)
                ■ 24日 満月(10:46)
                ■ 30日 月の距離が最遠(18:10,40万4553km,視直径29'.5)
                参考:
                ・白河天体観測所
                AstroArts「天文現象カレンダー」


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                12月の星空 続き
                0
                  12月に入り2015年も残すとこわずかです。そんな11月の星空の続きです。


                  さて、今月注目したい天文イベントは、ふたご座流星群です。
                  15日とありますが、朝の3時ですので、14日の夜から15日の未明にかけてがチャンスとなります。

                  ふたご座流星群は、3大流星群の一つで、毎年安定して流れ星が見られるのが特徴です。この時期、ふたご座は一晩中見ることができますし、月が早々に沈んでしまうので、今年は条件がとてもよいです。 住宅街でも見ることができますが、ふたご座が空の高いところに昇る午前3時頃、街明かりが少ない場所に行くと、より多くの流れ星を見ることができます。 一つ注意点としては、流れ星探しをする時には、短くとも30分は空全体を見続けて下さい。 目が暗闇に慣れるのに時間がかかるのと、運の良し悪しもあって、10分くらいでは見つからないこともあります。ただ、夜は寒いので、無理のないように、流れ星を楽しんで下さい。

                  ちなみに、ふたご座自体はオリオン座の北に見えています。 オリオン座の北には、明るい星が二つ並んでいるのが見つかります。 同じくらいの星が二つ並んでいて双子のように見える、ということでこれが「ふたご座」です。ふたご座を見れば、流れ星が多くみられる、という訳ではないですが、誕生日の星座の一つですので、流れ星を見るついでに、探してみて下さい。



                  *天文現象いろいろ*

                  ■ 3日 下弦(16:40)
                  ■ 6日 月と火星が接近(明け方の東の空)
                  ■ 7日 大雪(太陽黄経255°)
                  ■ 8日 細い月と金星が接近(明け方の東の空)
                  ■ 11日 新月(19:29)
                  ■ 15日 ふたご座流星群が極大(3時)
                  ■ 19日 上弦(0:14)
                  ■ 21日 月の距離が最近(18:00、36万8417km、視直径32.6')
                  ■ 22日 冬至(太陽黄経270°)
                  ■ 25日 満月(20:11)
                  ■ 29日 水星が東方最大離角(夕方の西の空に見やすい)
                  ■ 31日 月と木星が接近(深夜以降の東の空)

                  参考:
                  AstroArts「天文現象カレンダー」


                  by Suzuki & Moritani

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                  12月の星空
                  0
                    紅葉も終わり、夜に外に出るのがだんだんつらい時期になってきました。冬は寒いので、長い時間星を見るのは大変ですが、空気が澄んでいるので、星を見るのは一年で最も適している季節と言えます。


                    そんな冬を感じるのが、日が沈む早さです。今月の22日には、一年で一番昼間が短い冬至を迎えます。冬至の前後は、太陽が17時前に沈んでしまい、気付けば夜なんてことがしばしば…。


                    日が沈むのが早いので、日没直後の西の空には、まだ夏の大三角形が見えています。 夏の大三角が見える期間は長く、地域によってはなんとクリスマスの頃まで見ることができるんです。そのため、夏の大三角の中の星座には、クリスマスにちなんだ名前がついているものがあります。


                    夏の大三角の星の中で3番目に明るいのが、はくちょう座のデネブという星。そのデネブから星を十字に結ぶとできるのが、はくちょう座です。はくちょう座は、星が十字の形に並んでいることから、北十字とも呼ばれています。この北十字をクリスマスの20時頃に見てみると、西の地平線からまるで十字架が立っているように見えるんです。 この十字架がクリスマスにぴったりということで、この十字のことを「クリスマスの十字」とも呼んでいます。 クリスマスにはホワイトクリスマスもいいですが、もし晴れた日にはクリスマスの十字を見るのもおしゃれですね。



                    *天文現象いろいろ*

                    ■ 3日 下弦(16:40)
                    ■ 6日 月と火星が接近(明け方の東の空)
                    ■ 7日 大雪(太陽黄経255°)
                    ■ 8日 細い月と金星が接近(明け方の東の空)
                    ■ 11日 新月(19:29)
                    ■ 15日 ふたご座流星群が極大(3時)
                    ■ 19日 上弦(0:14)
                    ■ 21日 月の距離が最近(18:00、36万8417km、視直径32.6')
                    ■ 22日 冬至(太陽黄経270°)
                    ■ 25日 満月(20:11)
                    ■ 29日 水星が東方最大離角(夕方の西の空に見やすい)
                    ■ 31日 月と木星が接近(深夜以降の東の空)

                    参考:
                    AstroArts「天文現象カレンダー」


                    by Suzuki & Moritani

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                    11月の星空 続き
                    0
                      秋も深まり、紅葉のシーズンもあと少しです。そんな11月の明け方の空は、9・10月に引き続き惑星が輝き賑やかな空となっています。そんな11月の星空の続きです。


                      さて、今月の天文現象では、26日にアルデバランの食が起こります。アルデバランはおうし座の1等星で、街中でも見える、赤い色をした明るい星です。アルデバランの食は、このアルデバランが、月によって隠される現象です。京都ではすでに隠された状態で月が昇ってくるので、見えるのは月の後ろからアルデバランが姿を現す時だけです。 更に、この日の月は満月のため、月のそばのアルデバランは見えづらく、望遠鏡があると便利です。


                      18日にはしし座流星群があります。しし座流星群といえば、2001年にたくさんの流れ星が出たということで有名になりました。 しかし、最近はそれほど多くの流れ星が見られることはなく、夜空が暗い場所でも1時間に10個程度となります。しし座は日付が変わってようやく東の空から昇ってくるので、明け方が見頃となります。




                      *天文現象いろいろ*

                      ■ 5日 金星と火星が最接近(明け方の東の空)
                          下弦(21:24)
                      ■ 7日 月と木星が接近、火星が並ぶ(明け方の東の空)
                      ■ 8日 細い月と金星が接近、火星が並ぶ(明け方の東の空)
                          立冬(太陽黄経225°)
                          月の距離が最遠(6:49、40万5721km、視直径29.4')
                      ■ 12日 新月(2:47)
                      ■ 18日 しし座流星群が極大(13時)
                      ■ 19日 上弦(15:27)
                      ■ 23日 小雪(太陽黄経240°)
                      ■ 24日 月の距離が最近(5:07、36万2817km、視直径32.9')
                      ■ 26日 満月(7:44)
                          アルデバランの食
                          (17:09に月に隠され、18:00に出現、京都では出現のみ見られる)

                      参考:
                      AstroArts「天文現象カレンダー」



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